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受講コース

  • メディカルアロマセラピスト

 

 

アロマナースの活動について

勤務している医療法人伸裕会渡辺病院で、毎週金曜日に緩和ケアの一環として癌の終末期や手術後のリンパ浮腫の患者様に対し、アロマトリートメントを提供しています。又、スタッフに対して月1回のアロマトリートメント勉強会を行い、アロマセラピーの普及に努めています。

アロマセラピーを知ったきっかけ

新人の頃、腎臓癌の終末期の患者様の担当になり、痛みとむくみに苦痛を訴えている患者様を前に何かできることはないかと悩んでいた時に緩和ケアセミナーに参加し、アロマセラピーを提供しているクリニックの話を聞き、興味を抱いたことがきっかけです。

AHTに入学したきっかけ

標葉院長が病院内にAHT福島校を開校すると知り、すぐに入学を希望しました。

印象に残っている授業

クライアントの症状を仮定してクライアントの背景や症状の誘因となることも踏まえ、エッセンシャルオイルをブレンドしていく授業が一番印象に残っています。選択理由やトリートメント後のホームケアアドバイスを受講生の前で発表する授業は、とても貴重な授業でした。また、他の受講生のブレンドを聞くことでブレンドの幅が広がり、今でもあの授業が活かされていると感じています。

AHTで学んだ大切なこと

AHTがなければ、私はアロマナースとしてここに立っていないと思いますので、本当に多くの大切なことを学びました。その中でも一番はクライアントの気持ちになって考え、ケアすること。自分が受けて嫌だと思うトリートメントは、決して相手は受け入れてくれません。相手が求めているケアがきちんとできるように、丁寧に、そして真摯に取り組むということを大切にしています。

病院内で本格的なアロマセラピーの導入に至るまでの経緯

卒業後は勤務時間以外のお休みの日を使って、終末期の患者様にアロマセラピーのトリートメントを提供するボランティア活動をはじめました。そして、2009年9月に病院内で緩和ケアチームを立ち上げる際に、10年間のボランティア活動を認めてもらい、上司からの推薦もいただき、アロマセラピーケアを患者さまのQOL向上につなげていくため、毎週金曜日にアロマナースとしての仕事がはじまりました。

10年間導入に向けて1番大変だったこと

当初はあまりアロマセラピーが浸透していなかったので、なかなか患者様やスタッフの理解が得られずに、病院内でケアとして提供したくてもできないという時期が続き、理解してもらうことの大変さを痛感しました。

心に残る患者様からの言葉

アロマトリートメントをとても気に入ってくれた年配の患者様から最後のトリートメントの時に『そんな魔法のような手を持っているのだから、自分と同じように苦しんでいるいろんな人のためにその手をつかってあげて欲しい。』と言われ、その気持ちに泣き崩れてしまいました。今でも忘れられない私を支えている言葉です。

緩和ケアでトリートメントの希望が多い部位や症状

寝たきりになって歩く機会がなくなったり、終末期の症状によってだるさやむくみがでてくる足の希望が一番多いですね。症状としては、『むくみで痛みがあり、身体全体が重たい』、『冷えてしまうので夜眠れない』というような症状を訴える方が多くいます。また、身体に出ている症状だけでなく、色々な不安から眠れずにナースコールが頻回な患者様も少なくはありません。トリートメントをすることで、身体だけではなく心へのケアにもつながることを実感しています。

緩和ケアのトリートメントで特に気をつけていること

対象としている方が癌のターミナルの方が多いので、必ずトリートメント前にはカルテを見てバイタルサインをきちんと確認します。自分の勤務する病棟の患者様ではないこともありますので、担当のスタッフに変化がないかを確認してからトリートメントに入るようにしています。またトリートメント中も患者様から目を離さないようにして、脈拍や呼吸を感じたりと体調の変化に充分気を配ります。

医療現場でのアロマセラピー

緩和ケアにおいて、お薬で身体の痛みを軽減させることは大切なことです。でも、お薬で心の痛みを和らげることは難しい。そんな時にアロマセラピーの香りとタッチング効果のあるトリートメントによって、患者様と向き合い、肌に触れることが患者様の心に寄り添う「温かい看護」につながります 。

セラピストとしての今後の活動

今後は、私が住んでいる地域の方々にアロマセラピーと人の手の温もりによる素晴らしいケアを知ってもらえるように、様々な活動を通してアロマセラピーの普及・啓蒙に積極的に努めていきたいと思います。病院内でも多くの患者様へアロマセラピーケアが提供できるよう、スタッフを対象としたアロマセラピー勉強会が月1回はじまりました。

アロマナースを目指す方たちへ

自分のやりたいことやできることを明確に伝えること。そして、できることから動き出し、続けることが一番大事なことです。立ち止まっていては何もできません。自分のがんばり次第で、活動は広げることができます。患者様のためにできることを学び、一緒にがんばりましよう!

吉田 真奈美さん Manami Yoshida

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「一期一会」 出会いを大切に笑顔を絶やさず、心に寄り添う温かみのある看護になるようアロマセラピートリートメントをご提供しています。

【研究・講師実績】

  • 2001年日本アロマセラピー学会研究発表
    アロマセラピーの施行前後の心拍出量の変化について」
  • 2002年日本アロマセラピー学会研究発表
    「乳癌患者にアロマセラピーマッサージを試みて-POMSからの検討-」
  • 2004年福島県看護協会相双支部主催緩和ケアセミナー講師
  • 2006年福島県立医科大学看護学部がん看護研究会主催
    リンパ浮腫マッサージ研修会講師
  • 2010年福島県看護協会相双支部看護研究発表
    「緩和ケアにおけるアロマセラピーの効果」
  • 2010年アカデミーオブホリスティックセラピー
    医療従事者対象「緩和ケアトレーニング」講師