臨床・研究

専門家との連携、品質向上

地域雇用促進のため 産地に抽出工場を設け、研究所を併設。ゆずをはじめ柑橘類の第一人者といわれる農学博士、分離精製のスペシャリストとして活躍する専門家に指導を受けています。また抽出・乾燥機械の技術者と香り専門家としてアロマセラピストが連携を組み、質の高い製品を製造するために日々研究・分析を行っております。

■沢村 正義 (農学博士・高知大学名誉教授)
食品のフレーバーおよびフレグランス分野を中心に 170編以上の原著論文および著書を公表。
ゆずに関して、JST、農林水産省など多くの プロジェクトの代表研究者として実績をあげる。

■橋本 英夫 (ハシモトBYOラボ代表・農学博士)
自然な柚子の精油を採取するために、精油を職人的 テクニカルな分離技術により、
クルードな精油を抽出 する技術を提供。

臨床データ紹介

心拍変動スペクトル解析によるトリートメント前後の自律神経活動評価

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心拍のRR間隔の1拍毎の変動は、心臓迷走神経と交感神経活動のバランスで生じる。RR間隔変動を周波数解析することで自律神経活動を評価する方法が心拍変動スペクトル解析である。
LH:低周波数成分(0.04-0.15Hz)は圧受容体系の反映。
LFは主として交感神経活動、一部副交感神経活動により影響を受ける。
HF:高周波数成分(0.15-0.4Hz)は呼吸変動の反映。
HF成分は呼吸によって生ずる副交感神経活動によって影響を受ける。
LF/HFを交感神経活動の指標として用いて、トリートメント前後の交感神経の変化について24時間記録した。
トリートメントは、患者の呼吸数や脈拍など十分に配慮し、ハンドトリートメントを20分~30分おこなった。
キャリアオイル:スウィートアーモンド
使用した精油:ラベンダー・カモミール
精油濃度:2%
(左:トリートメント前、右:トリートメント後)

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遷延性意識障害患者(植物状態)へのアロマトリートメントをおこない、心拍変動スペクトル解析をした。
遷延性意識障害患者では、自律神経活動の日内変動を表す波数が見られない。(Pre参照)
しかし、アロマトリートメントをおこなうことで、副交感神経を表すHF:高周波数成分(0.15-0.4Hz)に顕著に変化が見られた。(Post参照)
今までは、 遷延性意識障害患者では意思疎通は不可能のため、トリートメント後の効果を確認することができなかった。しかし、心拍変動スペクトル解析によって、トリートメントを受けることによって副交感神経の波数に変化が見られ、自立神経活動に日内変動がおきることがわかった。
日内変動が見られなかった遷延性意識障害患者の自律神経活動において、アロマトリートメントによって副交感神経が優位となる結果がみられ、補完・代替療法のひとつのケアとして有効であることがわかった。

その他の実施報告

看取りを専門とするクリニックにおける精油使用施術実施集計報告

その他の実施報告

看取りを専門とするクリニックにおける精油使用施術実施集計報告

たんぽぽクリニックでは2006年4月に開院し、同年10月より代替医療の一環としてアロマセラピートリートメントを提供している。2009年2月に日本緩和医療学会により発行された「がん補完代替医療ガイドライン」によると、「アロマセラピー、マッサージ」は、ガイドラインが作成された代替医療の中で唯一、推奨グレード(AHCPR)として「B:行うよう勧められる」と評価される内容を含んでおり、精油使用施術はがん患者の身体的、心理的症状を改善する意味でも重要であると考えられる。そこで、当院における精油使用施術の実施内容について実態調査し、その内容を明らかにすることにより、今後、精油使用施術を生かしたより良い医療と看護の提供ができるための基礎とすることを目的とし、精油使用の施術実施集計を報告する。

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